契約産地との取り組み
株式会社フレッシュダイレクト 前田将和さん
冬が旬の九州のキャベツを、より多くの食卓に届けたい
- Profile
- 30年近くこの業界に携わり、約3年前に(株)フレッシュダイレクト社長に就任。農家が安心して農業を続けられる仕組みを作るのが目標。より多くの消費者のみなさんに農業を身近に感じてもらいたいと、野菜の収穫体験や料理などの交流会も行っている。
多様化する食のニーズに応えるため、サラダクラブの契約産地に
フレッシュダイレクトでは、熊本県内の農家がつくる野菜を必要とされるところにマッチングする事業を行っています。現在、熊本県内に3つの事業所があり、ニンジンやトマト、ナスなどいろいろな野菜を取り扱っています。なかでも取り扱い量が多いのがキャベツです。50件近い契約農家があり、県内の海抜0〜600mの産地リレーにより年間を通じて出荷しています。
「共働きが増え料理にかける時間が少ない」「安全かつ虫食いのない野菜が好まれる」など、消費者のライフスタイルやニーズは多様化しています。そのような中、農家が丹精込めて作った野菜をできるだけ多くの消費者に届けたいという思いで、野菜の販路開拓に日夜取り組んでいます。サラダクラブさんとの取引が始まったのは7〜8年ほど前のこと。現在、年間取扱量2500tのうち500t以上のキャベツをお届けしており、その量は年々増えつづけています。
農家と消費者をつなぐ架け橋として、これからもおいしいキャベツを届けたい
県内の各産地で収穫されたキャベツは各拠点の倉庫に集められて、直接サラダクラブの鳥栖工場に運ばれます。納品されるのはもちろん、厳しい品質基準を満たしたキャベツばかり。何か気になる点があれば、どんな小さなことでもLINEなどで農家とコミュニケーションをとり、万全を期します。私たちが大切にしているのは、野菜をカットするサラダクラブの社員さん、そして消費者のみなさんに「フレッシュダイレクトの野菜はおいしい」と言ってもらえるような品質のキャベツを届けることです。
年間を通して食べられるキャベツですが、九州では冬が旬の野菜です。寒さの中、ゆっくり育ったキャベツの甘さは格別です。そんな旬のおいしいキャベツを、九州のより多くの消費者の方に味わっていただくための取り組みが、今回の増量キャンペーンです。みなさんが、サラダクラブのパッケージサラダを食べていただくきっかけになるとうれしいです。これからも信用を大切に、がんばっている農家の思いを野菜を通して多くの人に伝えていきたいと思います。
サラダクラブのキャベツのおいしさを、増量企画で実感してほしい(サラダクラブ 原資材部/甲斐祐源)
「九州のキャベツを、いちばんおいしい時期に九州の消費者のみなさんに食べてもらいたい」という地産地消の取り組みのひとつが増量企画で、九州産増量企画は今年で3年目になります。フレッシュダイレクトさんをはじめとする農家さん、消費者のみなさん、量販店さん、そしてサラダクラブ、いずれにとってもプラスのこの企画。おかげさまで消費者のみなさんに少しずつ認知を頂けていると感じております。
スーパーに並ぶパッケージサラダは、どれも同じにように思えるかもしれませんが、食べ比べてみるとその味の違いが分かっていただけると思います。それも、安全でおいしい野菜を作って消費者に届けたいという農家さんや関わる人たちの強い思いがあってこそです。
今回の九州産キャベツ増量企画では、「千切りキャベツビッグパック」と「ミックスサラダビッグパック」の2品が増量となります。レシピもたくさん公開しておりますので、その日の気分や用途に合わせて使っていただければと思います。増量企画をきっかけに野菜を食べる量が増えて、みなさんが健康になり、農家さんもやりがいをもって続けられるような良い循環が生まれることが私たちの願いです。
産地の努力が高品質なキャベツの提供につながっている(サラダクラブ 鳥栖工場 製造課/原田)
現在、鳥栖工場が取り扱っているキャベツ全体の約 1/4はフレッシュダイレクト様から納品されたものです。きれいで大玉なキャベツは千切り加工に最適で、製造時間や従業員の負担を大幅に軽減してくれます。クリスマスといった繁忙期においても、良質な商品を安定して食卓に提供できるのはフレッシュダイレクト様のおかげといっても過言ではありません。
今回の増量企画でも、フレッシュダイレクト様の産地直送によるキャベツに助けられています。一人でも多くの方に味わっていただけるよう、製造に取り組んでいきたいです。